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老介護の日々の記録です。記事は娘がアップし、コメントは72歳母が頑張って書いています。写真は母が携帯で撮ってきます。お仲間さんたち、専門家のアドバイス、お待ちしてます。


by amiamimami

アミ  と  ジャム

2匹の生活を見ていると 思わずわらってしまいまあす。
アミは9歳 ジャムは満1歳 動きの速さ~何につけてもアツと言う間に勝負がついています。           2階の人は 頼むから餌をやらないで!、と言いますが 普通はチリンチリンと鈴を鳴らして
動いているのにアミの餌をしっけいする時はチりんのチの字も鳴らさずにうごきます。まるで
忍者。でもでも 表情の可愛らしさ 爪を出さずに私の顔を撫ぜ撫ぜするしぐさ メロメロです。2階の
人達は てーブルにあがらないように躾をしているので アミは追いかけられて 窮地に立つと  
ここぞ!とばかり高いテーブルへ。上と下でにらっめつこ。毎日が駆け引きの連続です。
生き物がいると言う事は なんて 幸せなんだろうと思います。
# by amiamimami | 2010-03-22 22:03

ジャム猫

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これは、なんだと思いますか?

猫の包帯です。
2階のジャムが避妊手術をして使っています。
今時はエリザベスカラーを使わないのですね。
1枚の布から、よく考えてますね。

母は、もうずいぶん前から500円玉貯金をして「手術を、、、」と言っていたのですが、
飼い主の娘達は、その話を聞き流していました。
だから、私も「娘達がその気になるまで、ほっておく。先にやっちゃったら、分からないから」と言っていました。

そして、季節が来てジャムは、がりがりとあちこちひっかいて脱出を試み、
一晩中、なおんなおんと鳴いて、娘達を困らせました。
そこで、やっと娘達もその気になりました。

ジャム猫_e0119864_23121760.jpg

2人で病院に連れて行く日を相談しているのですが、授業の関係で、なかなかうまく折り合いがつきませんでした。
そこで母が「私が連れて行こうか」、、、
またしても、私は、「駄目。怯える猫を病院に置いてくる気持ちを自分で味会わなくちゃ駄目。連れて行かないで」と、言い放ち、母はオロオロ。
なんとか、一人が病院に預けてきて「ぶるぶる震えて、可哀想だったよぉ、、、、」
なんとか、もう一人が術後、引き取りに行き「緊張でご飯も食べてないんだって、可哀想だった」と。

この姿、母は「新撰組みたい」と言い、てけさんは「猫バスみたい」と言い、私は「ステゴサウルスみたい」って言ってます。
娘達は「可哀想」って言ってます。

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予備の包帯も、ザラザラの舌で舐めちぎってしまったので、娘がバンダナで作って着せました。

もう娘達は、「猫はいらない、もう猫はいらない」って言ってますし、「子供も要らない」って言ってます。
少しは、私の気持ちが分かったかも知れません。
# by amiamimami | 2009-06-07 23:26 |

チェリー

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先日、妹がホームに、ダックスのチェリーを連れて行きました。
父はすごく喜んで、ずっと抱っこしていたそうです。
もう見栄とか欲望とかそういうのものからは縁を切り、
古い友人にも関心が薄れ、遠くを彷徨っています。
でも、動物への愛情だけは薄れません。
心に最後に残るものが、恨みや疑心ではなく、動物への愛情だというのが
上等な年の取り方をしたものだと思います。
きっと、私はそういう風になれないと思います。

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majoさんのお父様が元気だった頃、書き残した「遺言」の話を父にしたら、
しばらくたってから
「わしは、子供らには何も残してやれんなぁ」と言ったそうです。
時々、しっかりしたことを言います。
大丈夫です、私達は、あんなに生活が大変な中、教育を受けさせてもらいました。
今度父にそれを伝えたいけど、次は、いつ回路がつながるかは分かりません。

ホームからの帰りに、大きな虹がかかっていました。
その日は都内にも見えたそうです。
# by amiamimami | 2009-05-31 23:16 | おじいちゃん

ホームの喫茶店

ホームの喫茶店_e0119864_1655262.jpg

先週、ホームから電話があり「嘔吐と下痢が酷いので点滴で様子を見ています」とのこと。
駆けつけましたら、下痢も嘔吐も午前中で止まっており、本人も意外に元気な様子でした。

この日は、珍しく思い出話をたくさんしていました。
その思い出には、多少の願望も入っているようでした。
「ぞう(弟)は、ええところに行ったなあ」
大学の話です。父の憧れの北海道です。
「あの子は卒業してから、確か、那智やったかなあ、ワシが居る頃は、那智の学校やったなあ」
今までそんなことは言いませんでしたが、卒業後、故郷で教師をやっていることになっているようです。
「おまえは、大学院出てから、どこに行ったんやっけ?」
いえ、大学院出てないんですけど、行かせたかったんですね。
「那智勝浦の役場やったかなあ」
そういうことにしておきました。
ちぇりまま(妹)は、残念なことをした。大学に行かせてやらなかった」
妹は看護学校に行ったのです。
「でも、今は立派な看護婦さんになっとるからなぁ」
妹は、看護師の資格を生かしながら、全く別の仕事をしているのですが、
父には「立派な看護婦さん」になっているようです。
「あの頃はえらかったなあ、、、(大変だった)」
3人の子供達に仕送りするのは、とても、大変だったのでしょうが
それが、父の誇りでもあったんだと、静かな思い出話から感じた日でした。

ホームの喫茶店_e0119864_16555816.jpg

さて、その週の日曜日、職員さんが喫茶店を出してくれる日でした。
ちょっとカフェ風に装った職員さんが、市販のケーキを数種類用意して、
「ご注文は?」と、聞いてくれます。
父は、何か他のものが良かったのか、あるいは何でも良かったのか分かりませんが、
母の「カロリーの高いモノがいいわよね、チョコよね、チョコがいいわよねっ?」に強く押し切られ
チョコケーキとコーヒーを頼んでいました。

ホームの喫茶店_e0119864_16561112.jpg

この日は、弟夫婦も様子を見に来てくれました。
誕生日プレゼントに買ったカラオケデッキを持参して、ホームのテレビで懐メロカラオケをしました。
CDラジカセみたいな、コンパクトなカラオケです。

「歌えるのか?」と半信半疑でもあったのですが、やっぱり歌は覚えていますね。
足でリズムを取り、声も出ていました。
「喜びも悲しみも幾歳月」「憧れのハワイ航路」「小樽の人よ」、、、、
私や弟が小さい頃に、よく聞いた歌をリクエストすると、歌詞もしっかり歌っていました。

母はホームに行くとスパルタで「歩行訓練」や「腹筋」をさせているのですが、
私はなかなかそれはできないので、のんびり歌いに行こうと思います。
今度は妹やてけさんを誘って行きます。
# by amiamimami | 2009-05-06 17:27 | おじいちゃん

特養入所

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父と母が買い集めた椿が咲いています。

3月の始めに、父の特養入所が決まりました。
今までショートでお世話になっていたところです。
1,2週間のショートを繰り返して使っていたこともあり、本人にとっては、あまり変化はないみたいです。
3月は2回、週末に帰宅しました。
2回目は連休中で、2泊3日になったら、3日目はそわそわし始め、「どうしたの?」の問いかけに
「そろそろ仕事に行かないと遅くなる」とのこと。
そのタイミングで、ホームに連れて帰りました。
職員さんに聞いたら「男性はみんなそう思ってるみたいですよ」とのことです。

在宅介護は限界だと思いますが、母は、心が痛んだようです。
でも、majoさんが「平気平気、どこにいても、最後に行くところは同じやから」と笑ってくれたそうで、母は「そうやねえ」と気が楽になったそうです。
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本来は個人持ちではないのですが、ベットの下に置いて、夜中に起きあがったらセンサーでブザーが鳴るマットを購入しました。
もうこれで、夜中に転倒することもないと思います。

車椅子も、今まで介護保険でレンタルで使っていた物が使えなくなり、中古で条件に合うモノを探し回って購入しました。
介助型で、フットブレーキつき、シートのイイもの、軽自動車に乗せられるもの、シートベルトつきと、これだけ条件がある中古探しは、なかなか、難渋しました。
特にフットブレーキは最優先の条件でした。
母も年を取ったと実感するのですが、億劫なのか、忘れるのか、ブレーキをかけずに、父を車椅子に乗せたり下ろしたりするので、私は、いつも怒っています。
そこで、前ブレーキだとかがんで手でかけなくてはならないので、せめて、両手を空けたまま使えるフットブレーキを探しました。

今は、母がほぼ毎日特養に通うので、電動三輪が足になれるか、検討中です。
そろそろ2輪を引退して欲しいと、頼んでいるところです。
でも三輪でホームまではあまりに遠い、だから、循環バスの出ているところまででも乗って行ければ、、、と、考えています。

何かとお金がかかりますが、弟夫婦と妹夫婦が何かと気にかけてくれるので、ありがたいです。
田舎のサラリーマンが、仕送りして三人を学校にやるのは大変だったと思いますが、おかげで、三人とも経済的に自立できているので、今があるのですね。
# by amiamimami | 2009-03-29 22:53 | おじいちゃん