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老介護の日々の記録です。記事は娘がアップし、コメントは72歳母が頑張って書いています。写真は母が携帯で撮ってきます。お仲間さんたち、専門家のアドバイス、お待ちしてます。


by amiamimami

カテゴリ:おじいちゃん( 61 )

チェリー

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先日、妹がホームに、ダックスのチェリーを連れて行きました。
父はすごく喜んで、ずっと抱っこしていたそうです。
もう見栄とか欲望とかそういうのものからは縁を切り、
古い友人にも関心が薄れ、遠くを彷徨っています。
でも、動物への愛情だけは薄れません。
心に最後に残るものが、恨みや疑心ではなく、動物への愛情だというのが
上等な年の取り方をしたものだと思います。
きっと、私はそういう風になれないと思います。

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majoさんのお父様が元気だった頃、書き残した「遺言」の話を父にしたら、
しばらくたってから
「わしは、子供らには何も残してやれんなぁ」と言ったそうです。
時々、しっかりしたことを言います。
大丈夫です、私達は、あんなに生活が大変な中、教育を受けさせてもらいました。
今度父にそれを伝えたいけど、次は、いつ回路がつながるかは分かりません。

ホームからの帰りに、大きな虹がかかっていました。
その日は都内にも見えたそうです。
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by amiamimami | 2009-05-31 23:16 | おじいちゃん

ホームの喫茶店

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先週、ホームから電話があり「嘔吐と下痢が酷いので点滴で様子を見ています」とのこと。
駆けつけましたら、下痢も嘔吐も午前中で止まっており、本人も意外に元気な様子でした。

この日は、珍しく思い出話をたくさんしていました。
その思い出には、多少の願望も入っているようでした。
「ぞう(弟)は、ええところに行ったなあ」
大学の話です。父の憧れの北海道です。
「あの子は卒業してから、確か、那智やったかなあ、ワシが居る頃は、那智の学校やったなあ」
今までそんなことは言いませんでしたが、卒業後、故郷で教師をやっていることになっているようです。
「おまえは、大学院出てから、どこに行ったんやっけ?」
いえ、大学院出てないんですけど、行かせたかったんですね。
「那智勝浦の役場やったかなあ」
そういうことにしておきました。
ちぇりまま(妹)は、残念なことをした。大学に行かせてやらなかった」
妹は看護学校に行ったのです。
「でも、今は立派な看護婦さんになっとるからなぁ」
妹は、看護師の資格を生かしながら、全く別の仕事をしているのですが、
父には「立派な看護婦さん」になっているようです。
「あの頃はえらかったなあ、、、(大変だった)」
3人の子供達に仕送りするのは、とても、大変だったのでしょうが
それが、父の誇りでもあったんだと、静かな思い出話から感じた日でした。

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さて、その週の日曜日、職員さんが喫茶店を出してくれる日でした。
ちょっとカフェ風に装った職員さんが、市販のケーキを数種類用意して、
「ご注文は?」と、聞いてくれます。
父は、何か他のものが良かったのか、あるいは何でも良かったのか分かりませんが、
母の「カロリーの高いモノがいいわよね、チョコよね、チョコがいいわよねっ?」に強く押し切られ
チョコケーキとコーヒーを頼んでいました。

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この日は、弟夫婦も様子を見に来てくれました。
誕生日プレゼントに買ったカラオケデッキを持参して、ホームのテレビで懐メロカラオケをしました。
CDラジカセみたいな、コンパクトなカラオケです。

「歌えるのか?」と半信半疑でもあったのですが、やっぱり歌は覚えていますね。
足でリズムを取り、声も出ていました。
「喜びも悲しみも幾歳月」「憧れのハワイ航路」「小樽の人よ」、、、、
私や弟が小さい頃に、よく聞いた歌をリクエストすると、歌詞もしっかり歌っていました。

母はホームに行くとスパルタで「歩行訓練」や「腹筋」をさせているのですが、
私はなかなかそれはできないので、のんびり歌いに行こうと思います。
今度は妹やてけさんを誘って行きます。
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by amiamimami | 2009-05-06 17:27 | おじいちゃん

特養入所

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父と母が買い集めた椿が咲いています。

3月の始めに、父の特養入所が決まりました。
今までショートでお世話になっていたところです。
1,2週間のショートを繰り返して使っていたこともあり、本人にとっては、あまり変化はないみたいです。
3月は2回、週末に帰宅しました。
2回目は連休中で、2泊3日になったら、3日目はそわそわし始め、「どうしたの?」の問いかけに
「そろそろ仕事に行かないと遅くなる」とのこと。
そのタイミングで、ホームに連れて帰りました。
職員さんに聞いたら「男性はみんなそう思ってるみたいですよ」とのことです。

在宅介護は限界だと思いますが、母は、心が痛んだようです。
でも、majoさんが「平気平気、どこにいても、最後に行くところは同じやから」と笑ってくれたそうで、母は「そうやねえ」と気が楽になったそうです。
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本来は個人持ちではないのですが、ベットの下に置いて、夜中に起きあがったらセンサーでブザーが鳴るマットを購入しました。
もうこれで、夜中に転倒することもないと思います。

車椅子も、今まで介護保険でレンタルで使っていた物が使えなくなり、中古で条件に合うモノを探し回って購入しました。
介助型で、フットブレーキつき、シートのイイもの、軽自動車に乗せられるもの、シートベルトつきと、これだけ条件がある中古探しは、なかなか、難渋しました。
特にフットブレーキは最優先の条件でした。
母も年を取ったと実感するのですが、億劫なのか、忘れるのか、ブレーキをかけずに、父を車椅子に乗せたり下ろしたりするので、私は、いつも怒っています。
そこで、前ブレーキだとかがんで手でかけなくてはならないので、せめて、両手を空けたまま使えるフットブレーキを探しました。

今は、母がほぼ毎日特養に通うので、電動三輪が足になれるか、検討中です。
そろそろ2輪を引退して欲しいと、頼んでいるところです。
でも三輪でホームまではあまりに遠い、だから、循環バスの出ているところまででも乗って行ければ、、、と、考えています。

何かとお金がかかりますが、弟夫婦と妹夫婦が何かと気にかけてくれるので、ありがたいです。
田舎のサラリーマンが、仕送りして三人を学校にやるのは大変だったと思いますが、おかげで、三人とも経済的に自立できているので、今があるのですね。
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by amiamimami | 2009-03-29 22:53 | おじいちゃん

顔面強打

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最近父が興味を示したもの2点です。
一つは頂き物の、航空自衛隊のカレンダー。
普段は自分で向きを変えてまで物を見るということはないのですが、向きを変えてぎょろっとしっかり見ていました。
故郷からこちらに出てきて、一番喜んだのは「航空自衛隊入間基地」の航空祭に行ったときです。
いつまでもそう言う気持ちはあるようです。
だから、終わったカレンダーも、壁一面貼ることにしました。

それから、もう1点は、私の家電大好き長女が撮ってくれるDVD。
アニマルプラネットの動物番組や、懐メロ番組を撮ってくれます。
父専用に再生機も買ってきてくれました。
夜中にうーうー、うなり出すと、動物か懐メロをかけると気が紛れるようです。
朝になったら、番組と現実が入り交じり「獣医に行かなくちゃならん」とか、色々言うようですが。

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先日、ショート滞在中、明け方に一人で起き出して、顔面強打したらしく、唇を縫いました。
歯も、ぐらついたので、固定しています。
ショートの先の方で大変恐縮して、看護師、施設長、担当そろって病院に連れてきてくれ、その後も、「食事は流動食になるので、普通に食べられないし、こちらで責任を持って、みさせて下さい」とのことで、ショートを延長して見てくれることになりました。
通院もショート先から連れて行ってくれます。
そりゃあ、けがしない方がいいに決まっていますが、普段の父の動きを見ていると、仕方ないと思います。
むしろよくやってくれていると思っています。
ショート先の出来事なので、母も冷静です。
コレが自宅での出来事なら「起きるなッて言うのに、勝手に起きた」と父を怒りとばしているところでしょう。

今日はその腫れた口でバレンタインのチョコケーキをもぐもぐ食べていました。
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by amiamimami | 2009-02-15 17:38 | おじいちゃん

黒猫のぬいぐるみ

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母が黒猫のぬいぐるみを買ってきました。
シュルエットがなんか、本物みたいです。
父のショート先の特養のベッドに置くように持って行きました。

父は、ずっと抱っこしていたそうです。
父にお茶を飲ませようと母が渡したら、抱っこしたネコに呑ませようとするので、「何してるの」と言うと「こういう子はね、いつも気にかけてやらなあかんのや」って答えたそうです。
ぬいぐるみだか、赤ちゃんだか、ネコだか、もう分からなくなっているようですが、優しい心はそのままです。
特養では「この家はじいさんがこうたん(買う)かいなあ」というので「違うよ」と言うと「ワシ、お金払ってないわ」というので「ゾウさんとおけいこさんがお金払ってくれてるよ」と言うと、「そうか。礼言わなあかんな」とのこと。
辻褄は合わないけど、やっぱり家族への思いは残っています。

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先日、父と母が夜中に大げんか。
父が水分ゼリーをまき散らしていて、母が止めようと怒っているところでした。
父に「どうしたの?」と聞くと、「夜になると悪いヤツが来る。あいつを水かけて追い出す」と言います。
「悪い人来るの?」
「ああ、ワシにイヤ事ばっかり言うてくる。追い出してくれ」とのこと。
多分、「夜中に唸るな」「オムツを外すな」「パジャマを脱ぐな」とあれこれ言われるのが、意味が分からず、ただ「イヤ事」を言う人だと思うのでしょうね。
父は父なりに、主張しているのですが、母は怒っているところにもってきて、父の唸るような言葉がちゃんと聞き取れないので、「意味無く水を撒いている」と思うようです。
父は「夜中に来る悪いヤツ」は母だと思っていないようです。
昼間、散歩に連れ歩いてくれる母とは別人だと思っているのかも知れません。
「分かった、帰ってもらうわ、他の人来てもらうから」と言うと、安心したようで、「頼むよ」と言いました。
横になったまま「懐メロ」DVDを見て、そのうち、心が穏やかになったようでした。

ショートが取れないで、長く家にいる日が続くと、こういうこともあります。
ショートに行ってる間に、母が通う方が、お互い心穏やかなようです。
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by amiamimami | 2009-01-25 21:27 | おじいちゃん

お正月

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明けましておめでとうございます。玄関の蘭です。

父は暮れにショートから帰ってきて、お正月を家で過ごしています。
最初のうちは、夜中にパジャマやオムツを外してしまい、翌日は洗濯だらけで、母の疲労激しく、どうなることやら、、と思いました。
暮れとお正月はディもありませんしね、、、、。
今は、つなぎパジャマの腰に寝間着のようにヒモを結んで、しのいでいます。
つなぎパジャマのボタンを外そうと努力したり、無駄に結んだ腰のヒモをほどこうと努力しているうちにオムツの中におしっこしてくれるし、そのうちには、母も目が覚めるので、洗濯だらけになることはなくなりました。

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母が久しぶりにお茶を点てました。

父は、かなり昼夜逆転気味で日中寝ぼけていますが、母は一日に一度は「買い物」と言って、外に父を連れ出しています。
父も「買い物」は好きですからね。行きは自分で車いすを押して歩いて行きます。
ベッドの上での体操も欠かさずやって(いや、やらされて?)いますので、足は丈夫です。
この病気の人の中では、かなり長いこと自分で歩いているのではないでしょうか。
それから、たまには「呆け防止ドリル」とか言うものもやって(いや、やらされて?)います。
足し算引き算や、漢字の書き取りなど。
もう、頭の中は遠くの世界を浮遊していることが多いですが、それでも、なんとかかんとか、問題をやっています。
それよりすごいのは、母の努力です。
よくまあ、やらせます。
とは言え、食事、排泄、お風呂と、やはり家だけでは見きれません。
お正月明けから始まるショートで息を抜きながら、上手に上手に、1年過ごしたいものです。
今年もよろしくお願いします。
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by amiamimami | 2009-01-05 18:02 | おじいちゃん

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ショート先の特養で、靴に鈴をつけてもらっていました。
どうやら、夜中に歩き出すようです。
そういうときは、ちゃんと靴まで履くんでしょうかね。。
最近は、午前中はほとんど寝ているか、起こしてもぼーっとしています。
その代わり、夜中活躍することが多いようです。
家ではベットの手すりに大きな鈴をつけています。
結界を破ろうとすると、鈴が鳴るようになっています。

ショートで穏やかに過ごしているのですが、歯磨きが行き届かないのが悩みです。
とはいえ、父の歯磨きは1時間近くかかりますから、これはもう、できなくて仕方ないと思います。
で、できる限り母が通って、1日1回ていねいに磨いてきます。
そしてショートから帰ったら、歯医者に日参して手入れしてもらっています。

一応、歯磨きの件、歯医者の件、ショート先に伝えましたら「水分補給、口腔ケア」が滞在中のケア目標として、記載されていました。
少しでも気をつけてもらえれば、ありがたいです。
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by amiamimami | 2008-12-03 21:55 | おじいちゃん

OS-1

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先日父が急に発熱しました。
幸い、数日前に ygracia さんから、「体液に近い水分補給液」を教えてもらって、さっそくそれを購入していたので、飲ませました。
私が味見すると、塩味強くて「これは飲めないかも」と思ったのですが、父はそれはそれはたくさん飲みました。
体がそれを欲する状態だったのでしょうね。
一晩に3ボトルくらい飲みました。そして翌日は一日眠り続けました。
それが良かったのか、熱は一日で下がり、今は普通に起きて食事をしています。
喜んだ母は、ボトルとゼリーの両方を箱で注文し、で~んと玄関に積んであります。

ygracia さんに感謝です。
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by amiamimami | 2008-11-15 21:16 | おじいちゃん

水車

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父は土曜からショートに入っています。
以前は「何日と何日をお願いしたい」と頼んでいたのですが「何日から何日まで空きました」と言われると、そこをそのままお願いするようにしています。
逆に「何日は、どうしても急に入りたいっていう人が出てきたのですが、譲って頂いてもいいですか」と言われたら「いいですよ」とも言っています。
そのためか虫食いにしか取れなかったショートが、1週間から10日くらいとれるようになりました。

その間、母は、ほぼ毎日でかけて歩かせたり、歯磨きをさせたりして帰ってきます。
今日は母の代わりに、私が行きました。
「お父さん歩くよ」と声をかけると
「いや、今日はいい。もういっぱい運動した」
「何したの?」
「走り高跳びとかね、、そういうのを」と答えていました。
母に言うと怒られるので、私には言うのでしょう。

そのかわりに2階の窓から、水車を長いことながめていました。
30分も眺めていたでしょうか。
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昨日看護師さんから「利尿剤を使っているのに、おしっこが少ない」と連絡がありました。
今回はいつもの階と違うところで、担当もまったく新しいので、水分補給が十分でなかったのかも知れません。
交代勤務で食事やおやつの時間についていると、トータルでの水分の量が分からなくなったのかも知れません。
飲むのも遅いので、「もう要らないのかしら」と下膳されることが、続けばそういうことになるかもしれません。
今日は、水分ゼリーを持って行って、食事やおやつ以外にも、夜中に目が覚めていても「水ゼリー飲みますか?」と聞いてください、「飲む」と言ったら持たせてください、自分で飲みますから、、と預けてきました。
施設にお願いすると、家族ほどはやはり行き届かない分は出ますが、それを考えても、家族介護の限界もありますので、お互い上手に協力し合ってやるしかないなあ、、、と思います。
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by amiamimami | 2008-11-03 18:52 | おじいちゃん

いいこと続き

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一昨日、近隣市の老健から「お部屋の用ができました」とお知らせがありました。1ヶ月くらい前に申し込んでおいたところです。
で、本日、妹と母と一緒に老健を訪ねました。
母は「もう残り少ないんだから、私が見る」と言ってみたり、「もう、どうなってもいいから、あんた考えて」と言ったり、日内変動しておりました。
が、実際にその老健を見ましたら、なかなか気に入った様子。
で、そこにお願いするつもりで、その足で、今ショートでお世話になっている特養にご挨拶に伺いました。「せっかショートでお世話になっていましたが、いったん老健に入所して、特養に入れる順番を待ちます」と。

そしたら、そこでも
「昨日の認定会議で待機の5番以内に入っています。もっとたくさんショートを使って、つないで待つこともできますよ。中には、1ヶ月丸々ショートを使っている人もいらして、実際はお部屋が用意できたら、そういう方から入所の方に移ってもらってます」とのこと。
そこで、ショートをできるだけたくさん使って、特養の入所を待つことにし、老健の方は辞退しました。
老健は所詮、期間が決められていますから、最終希望のこの施設につながりやすい道を選ぶことにしました。

ここの特養は、対応もよく、私も母も妹も気に入っています。
何より、父が気に入って、「仕事に行く」といそいそと出かけます。
特養のショート利用中は、毎日3人の誰かが訪ねて食事を食べさせたり散歩させたりしていますが、そのことは、帰ったら忘れています。
「仕事で忙しかったから」と言います。それくらいが、ありがたいです。
「帰りたい帰りたい」と言われると、切ないですからね。

希望が見えた数日間でした。
この子は、いつもお世話になってるてけさんちの猫です。
てけさんは「三毛」だと言い張りますが、誰が見ても、サビ猫だと思うんですよね。。。
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by amiamimami | 2008-09-23 23:44 | おじいちゃん